(2011.04.01)東日本大震災会長声明
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により命を落とされた方々,愛する家族を失ったすべての方々の苦しみを思い,心より哀悼の意を表します。そして,この未曾有の大災害によって傷つき,今もなお各地の避難所で不安な生活を余儀なくされている皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。被災された各地でこの大災害に立ち向かい懸命の闘いを続けているすべての皆様方に心より敬意を表します。
被災地の各弁護士会・弁護士も甚大な被害を受けておりますが,満身創痍の身に鞭打って立ち上がり,この大災厄に懸命に立ち向かっている多くの人々と共に,使命を果たそうとしています。
私たちは遠隔地にある弁護士会ではありますが,先の阪神・淡路大震災の折に被災地神戸の惨状を目の当たりにし,隣県の弁護士会として支援活動に取り組んだ体験をもっております。当会は,郷土の傷ついた人々のために立ち上がっている被災地の弁護士会の闘いを応援し物心両面でこれを支えていきたいと考え,本日,東日本大震災復興支援対策本部を設置いたしました。当会は,今後,日本弁護士連合会や中国地方弁護士連合会をはじめ各地の弁護士会などと手を携えて,被災地への支援活動を展開していきます。
また,当会は,政府,地方自治体をはじめとする関係各機関が適切に連携して,被災者の方々を支援し,被災者の方々が一日も早く生活基盤を取り戻すことができるよう万全の対策をとられることを強く希望します。さらに,政府におかれては,原発事故に関し,正確な情報開示が迅速になされるように一層努められるように強く求めます。
以上
2011(平成23)年4月1日
岡山弁護士会
会長 的 場 真 介