全国一斉無戸籍ホットライン
出生届が出されず,戸籍が無いまま暮らしている「無戸籍」の人たちは,本年9月10日の法務省の発表によりますと全国で665人とされておりますが,この数字は氷山の一角に過ぎず,一説では,無戸籍者の人数は1万人以上に及ぶとも言われております。
戸籍がないことによって学校に通えないと思い込み就学していない例や婚姻や就職でも支障が生じている例が多数存在しております。
無戸籍者が生じる原因のほとんどは,民法772条の「嫡出推定規定」にあると言われています。例えば,民法772条2項及び1項により婚姻の成立から200日経過後又は婚姻の解消・取消しから300日以内に出生した子は元夫の子と推定されますが,婚姻中や離婚後300日以内に夫以外との男性との間で子を出産した母親が,この規定により元夫を父親とする戸籍が作成されることを嫌って出生届の提出を差し控えることで,無戸籍者が生まれます。この問題の解決には,嫡出否認,親子関係不存在,強制認知等の法的手続を必要とする場合がありますが,これらの手続を,弁護士の関与無しに無戸籍者本人やその親族のみで行うには限界があります。
当弁護士会では,このような無戸籍者の現況を重く受けとめ,無戸籍問題に関するホットラインを実施させていただくことになりました。
無戸籍でお悩みの方はお気軽にお電話ください。
日 時 : 平成27年11月11日(水) 10:00〜20:00
電話番号 : フリーダイヤル むこせきは なくそう
0120−658−790
※ 1日限りの電話番号になります!!
上記以外の日はご利用いただけませんので御注意下さい。
フリーダイヤルにおかけいただきますと、岡山弁護士会(または受電時点で回線の
空いている近隣の弁護士会)につながります。
※ 回線混雑等の事情によりつながりにくい場合もございますので
あらかじめご了承ください。
相談料・通話料 : 無料
秘密厳守・匿名OK