(2024.10.25)第78回中国地方弁護士大会シンポジウム「精神科アドボケイト」を考える

 「アドボケイト」はラテン語の“voco”に由来し、「to ca(ll 声をあげる)」、すなわち(クライエントのために)主張することを意味します。
 精神科病院の入院者は、閉鎖的な空間の中で、医師と患者という固定された関係が、長期間にわたり継続しているため、自分の想いや希望を声に出して伝えることが難しい場合が多くあります。そのため、入院者に寄り添い、入院者が声を出すための支援を行う「精神科アドボケイト」の役割が重要です。令和6年4月1日に施行された(改正)精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により、精神科病院の入院者を訪問し、入院者の意思表明支援を行う「入院者訪問支援事業」が新設されました。しかし、その対象の中心は首長同意による医療保護入院者に限定されており、十分な内容ではありません。また、「入院者訪問支援事業」に対する弁護士会の取組みはまだ未着手です。
 本シンポジウムでは、精神科アドボケイトの意義・役割を議論し、精神科病院に入院している全ての入院者に入院者訪問支援事業が実施されるためにはどうすればいいか、一緒に考えたいと思います。
 多数の方のご参加をお待ちしております。

< 「精神科アドボケイト」を考える >

開催日時:2024年10月25日(金)10:00~12:00
                   (開場 9:30)
開催場所:ホテルグランヴィア岡山 4階フェニックス
     (岡山市北区駅元町1-5)
       & YouTube配信あり
参 加 費:無料
事前予約:不要
対 象 者:どなたでもご参加いただけます。

【プログラム】

 1.基調講演
    「精神科アドボケイト」について
     講師 東  奈央 氏
      (大阪弁護士会 弁護士、
       認定NPO法人大阪精神医療人権センター常務理事)
 2.パネルディスカッション
   ~ パネリスト ~
     山本 深雪 氏
      (認定NPO法人大阪精神医療人権センター副代表、
       大阪精神障害者連絡会(ぼちぼちクラブ)代表)
     齊藤 由美  氏
      (一般社団法人おかやま精神医療アドボケイトセンター
       代表理事、川崎医療福祉大学臨床心理学科講師)
     野口 正行 氏
      (岡山県精神保健福祉センター 所長)
     東  奈央 氏
      (大阪弁護士会 弁護士、
       認定NPO法人大阪精神医療人権センター常務理事)
   ~ コーディネーター ~
     則武  透 氏
      (岡山弁護士会 弁護士)

主催:中国地方弁護士会連合会 / 岡山弁護士会
お問い合わせ先:岡山弁護士会
         ☎ 086-223-4401 (平日9:00〜16:30)

◆◇ 詳しくは以下のチラシをご参照ください。◇◆
     (クリックで拡大表示)

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